南九州視察記 其の3 ~熊本前篇~

vajrayana2679.hatenablog.jp

 

福岡篇に続いて、愈々熊本篇に入る。 南九州視察と銘打つ以上はここからが本編とも言えるのであるが、熊本・鹿児島・宮崎と書かねばならない労力を思うと、当初比で意欲が低下しつつあり、未完に終わる可能性もある事承知されたい。

f:id:vajrayana2679:20210528223106j:plain

夜間の空いている内に、熊本へ移動する。 記憶する限り、熊本の訪問は初めてである。

f:id:vajrayana2679:20210528223436j:plain

阿蘇山付近の景観の良さそうな場所に到達したが、1時前という事もあり暗くて何も見えないので車中泊モードにして寝る。 外は10度前後らしく、窓を開けると寒い。 

f:id:vajrayana2679:20210528223919j:plain

感動した

f:id:vajrayana2679:20210528230630j:plain

因みに、阿蘇山とは御椀状になっているカルデラ中央部にある5山の総称であり、左端の根子岳の山頂付近の形状が特徴的である。 現在も特に火山活動が活発な中岳からは、この日も水蒸気が噴出していた。

f:id:vajrayana2679:20210528224724j:plain

この日は連休中にして好天という事もあり、駐車場外まで車が溢れる盛況振りであった。

f:id:vajrayana2679:20210528230904j:plain

阿蘇市は中心部が窪地状のカルデラに位置しており、上から見ると興味深い。

f:id:vajrayana2679:20210528231351j:plain

周囲には木が無く、牧草地帯になっている為、大変景観が良い。 この事から、大観峰と戦前の言論界の大物・徳富蘇峰命名した事も頷ける。

f:id:vajrayana2679:20210529001427j:plain

空中を行く姿は、空飛ぶ鳥の様であると、古の仏典に記されている・・・空中浮揚

流石は空中浮揚のふるさとだけあって、修行を経ない一般人でも布施の力で空中浮揚が可能になっている。

f:id:vajrayana2679:20210528235136j:plain

景色は綺麗であるが、厠の水は汚い。 然しながら、元よりこの色であった上、臭いも無かったのでウンコ水ではないと推測せられる。

f:id:vajrayana2679:20210529001139j:plain

8年程前に宮崎に滞在した際、阿蘇山周辺は景色が壮大で凄いという話を聞いていたが、成る程訪れた価値はあった。

f:id:vajrayana2679:20210529001814j:plain

未舗装の脇道があったので入ってみた。 

f:id:vajrayana2679:20210529002805j:plain

一応フルタイム四駆なので、多少の不整地であれば進入可能なのが楽しい。 土壌は、草原維持の為に行われる野焼きの影響で炭分が含まれて黒い。

f:id:vajrayana2679:20210529002237j:plain

空中浮揚発祥の地・熊本で行う空中浮揚は実に開放的であった。

当ブログでは、記事の内容如何を問わず、時折著者が物理的に浮く事があるので、以後承知されたい。

f:id:vajrayana2679:20210529003114j:plain

一旦盆地に降り、阿蘇市街にある目的地を目指す。

asojinja.or.jp

f:id:vajrayana2679:20210529003233j:plain

肥後一之宮・阿蘇神社に到着した。 入口の様子が、いつもと違う・・・何かが違う

f:id:vajrayana2679:20210529003819j:plain

5年程前の震度7熊本地震で社殿や中央の門が崩壊、目下再建中との事であった。 比較的最近の出来事であるにも拘らず、近畿圏に居ると意識する機会の無い為に最早忘却の彼方であったが、未だに影響が残っている事を認識した次第である。

f:id:vajrayana2679:20210529004255j:plain

本殿・拝殿共に再建工事中であった為、脇に設けられた臨時の拝殿より参拝し、早期の復興を祈った。

f:id:vajrayana2679:20210529004850j:plain

この阿蘇山の麓に、必ず見て置かねばならない場所があるので、少ない情報を元に目的地を捜索する。

f:id:vajrayana2679:20210529005103j:plain

♪ウ~シ~が~い~る~

f:id:vajrayana2679:20210529010736j:plain

阿蘇望橋なる屋根付の妙な橋が目印である。

f:id:vajrayana2679:20210529011250j:plain

橋を過ぎ、南に走り、小さな丘を越えた辺りに分岐がある。

f:id:vajrayana2679:20210529011439j:plain

一見普通の農道にしか見えないが、ここが怪しいので進入する。

f:id:vajrayana2679:20210529011623j:plain

未舗装の道を突き進むと、大型・大特進入禁止の看板が出てくる。 この様な林道・農道同然の道に、敢えて大型車禁止の看板がある事は幾分不自然であると思われるのであるが、これには、この奥に施設の建設を目論んで、バスや建築車両を往来せしめていた某団体に対する嫌がらせの痕とも考えられる。

f:id:vajrayana2679:20210529012210j:plain

暫し進むと、青いトタンの残骸に遭遇。 何らかの建築物が有った事を伺わせる。

f:id:vajrayana2679:20210529012346j:plain

暫し森の中を進むと、右手に分岐が現れるのでそちらに進む。

f:id:vajrayana2679:20210529012527j:plain

少し進むと、錆びた金属製の門が現れる。この辺りが入口だったのかもしれない。

f:id:vajrayana2679:20210529012719j:plain

ナンバーの無いオデッセイの放置車両がある。 事故車にも見えず、売れば幾らかになるであろうに勿体無い。 そして・・・

f:id:vajrayana2679:20210529012927j:plain

遂に発見した。 嬉しいなあ、楽しいなあ、軽快になるなあ(爆)

然しながら、其の石碑は倒れていた。 残骸となって尚、この世の根本である無常という現実を我らに示す其の様は、宗教団体の鑑であると言えよう。

石碑はかなり大きく、又相当の重量があると推察せられる為、台風や少人数の凡夫による悪戯とは考え難く、先の熊本地震か、数年前に東京拘置所にて上川法務大臣にポアせられた某尊師の怨念による物ではないかと思われる。

mate2679.blog.fc2.com

 

www.youtube.com

当時は、結構賑やかな場所だった模様である。 

尊師の熊本凱旋という目標は、人口の少ない波野村に大挙して信者が転入すれば、相対的に影響力を拡大し、特に村政への介入を恐れた地元住民のヴァジラヤーナ的抵抗によって完遂されなかった。 然しながら、尊師の超越神力によって、5000万(購入時)の土地が9億2000万(撤退を条件とした和解金)になるという20世紀最大(?)の錬金術の舞台でもあるので、巡礼すれば金運が開けるかもしれない

f:id:vajrayana2679:20210529015103j:plain

この広大な敷地のどの辺りに真理の施設があったのか、情報不足+事前調査不足ではっきりしない。

f:id:vajrayana2679:20210529015248j:plain

暫し周辺を徘徊すると、高台から排水設備の如き構造物がある事に気付く。

f:id:vajrayana2679:20210529015552j:plain

登ってみた物の、背丈程もある草木が繁っており、何も見えない。 恐らくは、この高台に何らかの施設郡があった物と思われるが、何れ再訪の際の課題として、現地を後にした。 

mate2679.blog.fc2.com

今回念願の現地視察を果たしたと雖も、上九一色視察の際と同様、今となっては特に目立った痕跡も無く自然に帰っており、強く無常を悟らされる結果となった

 

f:id:vajrayana2679:20210529021331j:plain

http://www.bekkoame.ne.jp/i/sinzinrui/mp3/muzyo.mp3


♪全ては~全ては~ 無常 なんだよ~

 

熊本中篇に続く